今夜はイギリスから、若手合唱作曲家による素敵なアレンジのキャロルがたくさん詰まったクリスマスCD、“A Christmas Blessing”のご紹介です。
イギリスの若手合唱作曲家、指揮者、オルガニストであるフィリップ・ストップフォード(Philip Stopford, 1977-)がアレンジした美しいキャロルがたっぷり20曲おさめられています。
伝統的なキャロルのアレンジもとても素敵ですし、彼のオリジナル曲もとても優しいハーモニーで聴き心地が良いです。この合唱団も素直ですうっと心にしみ入るようなサウンドですね。
クリスマスCDに収録されている曲はオフィシャル動画がいくつもありますが、個人的に素敵だなと思ったのを三つご紹介します。
ひとつめは”Once in Royal David’s City”(ダビデの町で)。19世紀半ばに作られた、イギリスを代表するとても美しいキャロルのひとつ(Wikipedia英語記事)。「ダビデの町」とはイエスが生まれたベツレヘムのことですね。ストップフォードさんによる8声アレンジ!
何と言っても美しいのが、二番目の動画にあるストップフォードさん作曲の”Lully, Lulla, Lullay”というキャロルです。コヴェントリー・キャロルの出だしでもお馴染みのこのフレーズは、15-16世紀のイギリスでは”I saw, I saw!”という意味のスラングだったそうです。
三つ目はこれも有名な”O Come O Come Emmanuel”。”Veni, veni, Emmanuel”というラテン語のほうもよく歌われますね。ソプラノソロと和音が奏でる、とても透き通ったアレンジです。すごく…音が高くて難しそうです…。でも美しい。ぜひ教会で、生演奏で聴いてみたい一曲です。ちなみにソプラノの方がディスカント的に歌ってらっしゃるところ、最高音はHigh Cです。
[曲目一覧]
- Once in Royal David’s City
- Love came down at Christmas (flute)
- Wexford Carol
- I saw three ships
- O come O come Emmanuel
- A child is born in Bethlehem
- Ave Maria
- Tomorrow shall be my dancing day
- Gloria (from the Keble Missa Brevis)
- Jesus Christ the Apple Tree
- Sussex Carol
- The Virgin Mary had a baby boy
- Silent Night
- Lully Lulla Lullay
- We three Kings
- Love came down at Christmas (choral)
- In the bleak midwinter
- Rejoice Rejoice
- Logos
- A Christmas Blessing
“Once In Royal David’s City”(ダビデの町で)。8声アレンジだそうです。
“Lully, Lulla, Lullay”(ストップフォードさん作曲のキャロル)。おすすめです。
“O Come, O Come”。
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